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介護職に求められる適正とは?

医療・福祉の仕事は、人間と人間とがコミュニケーションを取りながら行うものです。そして、高齢者を見下す事はせず、尊重しなければ出来ない仕事です。特に介護士は、直接高齢者の介護に携わる人間として、多くの能力が必要になってきます。今回は、介護士にはどのような人間が適正なのか?介護職に向く性格や適正についてお話しします。

介護職の適正1.人間力が必要です。

先程も話しましたが、介護士の適正の一つとして基本中の基本になりますが、高齢者を見下さない事です。高齢者は、身体状況が悪くなったり、時には認知症になったりします。そのような状況になると、介護士の中には高齢者を人間扱いしない者が増えてくるのです。介護士には、通常私たちが対話して何気ない暮らしをしている環境と同じ人間力が必要になってくるのです。

介護職の適正2.個人ではなく、集団の仕事だと理解することが必要です。

介護士の仕事は、個人で行う仕事ではありません。職員全員がチームで行う事がとても重要です。施設で働いているのは、色々な職種の職員です。介護士や看護師、中には理学療法士等もいます。同じ目標を目指すから、チームで高齢者を支える事ができます。

例えば、ベッドで排泄介助を行う時も、2人1組で行うと高齢者の負担も減り、より安全に排泄介助ができるのです。個人の主張を続ける事は、他の職員とギスギスするような状況になり、チームワークのよい仕事は不可能になります。ですから、介護士の適正は集団行動、つまり協調性のある人ということになります。

介護職の適正3.向上心が必要です。

介護士の目標は、介護福祉士国家資格を取得するということにあります。介護福祉士は、介護士より専門性を持ち、介護の現場でリーダーとして働く事が出来るのです。介護士の仕事は、ただ現場の仕事が早いだけでは困ります。それに伴う知識もなければ、複雑な介護保険制度に対応出来ません。ですから、常に向上心があり、日々勉強をする事が必要になります。

介護職の適正4.客観的に物事を捉えられる事が必要です。

どうしても人間相手ですから、感情的になったりする事もあります。でも、相手は自分の親より年上の高齢者です。必ず尊重する心は忘れてはいけません。高齢者にだってプライドがありますし、特に昔の人間ですから、人一倍誰かに介護される事を嫌ったりします。そのような状況でも、冷静に判断し、客観的に物事を捉えられる事が介護士には求められます。

介護職に向いている性格

では、介護職に向いている性格の人はどんな方だと思いますか?実は、様々な人と関わり合うことが多い介護の仕事では、基本的にどのような性格の人も好まれるのです。

【性格が明るい人】

介護職の方の中には、サバサバした性格、明るい性格、はっきりものを言える人が多いです。いけないことはハッキリ「いけない!」と伝える事が出来るので、利用者や入居者の方に頼りにされることが多く、リーダーシップを発揮します。

【営業・接客職の経験がある人】

営業職や接客職の経験がある人は、明るく話しやすい人が多く、オンオフの切り替えがしっかりでき、常に笑顔で利用者や入居者の方に接する事が出来ます。また、愛嬌のあるキャラクターを気に入ってもらえることも多いです。

【少々内向的な人】

性格が内気で、人と話すことがちょっと苦手・・・という人でも、利用者や入居者の方とは、業務の中で毎日顔を合わせることが多いため、心配ありません。話し方や雰囲気が優しい人が多いため、利用者や入居者の方には話しやすく感じていただけます。

【楽しい物事が好きな人】

楽しい物事が好きなため、利用者や入居者の方に楽しんでいただける遊びやレクレーション・ゲームなどを考え付くことが出来ます。業務の中で、意外とアイディアを出す機会が多いので、一緒に楽しめる事が大切なのですが、こういった性格の人なら、楽しんで仕事をすることができるでしょう。場を盛り上げる事が上手いという特徴もあります。

【世話好きな人】

人と接するのが好きというのはもちろんですが、中でも世話好きな人は、介護職が本当に向いています。誰かのためにご飯を作ったり、肩を揉んであげたり、見返りを求めるのではなく、純粋に人のために何かしてあげることが好きな人は、介護そのものが大好きなのです。

介護職の人に求められること

どんな人でも、自分の意見をはっきり言えること、危険なことをハッキリ伝える・制止することができることが重要です。初めは躊躇してしまうことも、慣れてくると、どちらも出来るようになります。

介護職の仕事内容としては、年配の方の介護が圧倒的に多いですが、障がい者の介護をすることもあります。要介護者だからと言って偏見の目を持ってしまっては、大切なことを聞きこぼしてしまいます。利用者や入居者の方は、人生の先輩であることを忘れてはいけません。

始めてみてから分かることも

どんな仕事もそうですが、まずはやってみないと分からないという部分が多いと思います。 実際、
「こんな仕事は自分には無理だと思っていた」
「向いているか不安があったけど、働いてみたら意外とやりがいがある」
という声も耳にします。

また、介護職の仕事は施設によって働き方や仕事内容が変わってきます。同じ職業でも自分に合ったところを求めて転職できるところが介護士の強みであり、おもしろいところでもあるのです。
「私は向いてないかも…」とあまり深く考えすぎず、まずは行動してみてくださいね。